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輝く2つの”点”! 岡山国体記念馬術大会

馬場馬術競技には2つの”点”があります。

ひとつは、採点です。
馬場馬術競技は、四角い馬場の中で馬をどれほど正確に美しく運動させられるかを競い、芸術評価を含む採点方式で順位が決まります。

もうひとつは、地点です。
四角い馬場にはA地点から始まる複数の地点標記が設置され、選手は「A点からB点まで速歩で、そしてD点でピルーエット」など、この地点を基準に演技を構築します。

8月28日と29日に行われた第13回岡山国体記念馬術大会では、この2つの”点”をめぐるドラマがありました。

1. 8月28日 大会初日

大会の舞台である蒜山ホースパークは、岡山県真庭市、蒜山高原に包まれた乗馬クラブです。
神戸乗馬倶楽部からは馬輸送での参加で、参加者の一人、貝沼さんにとっては初めての県外大会でした。

青空と高原の山々が美しい「蒜山ホースパーク」

青空と高原の山々が美しい「蒜山ホースパーク」

馬場馬術競技は難易度や経路で課目が分かれており、当大会参加者の古澤さんはL1とL2課目に、貝沼さんはA3課目にエントリーしています。

L課目出場の古澤さんとパートナーのアルバ

L課目出場の古澤さんとパートナーのアルバ

初の県外大会でも入賞の意気込みを語る貝沼さん(馬上)

初の県外大会でも入賞の意気込みを語る貝沼さん(馬上)

大会初日の結果は、古澤さんがL1課目で5位、貝沼さんがA3課目で4位入賞!

古澤さんは今回の結果を振り返り、次のようなコメントをくれました。

移行をスムーズにできるよう心掛けて臨みました。アルバもよく動いてくれて、その感覚を忘れずに次のレッスンへ繋げたいと思います。

2. 8月29日 大会2日目

貝沼さんはこの大会で、次のことに気を付けていました。

指導員に、『大体ではなく”点”で』と言われていたので、標記がないところも”点”を決めてそこに誘導すること

この”点”とはもちろん、馬場馬術競技における「地点」のことです。
馬場馬術競技では「A点からB点まで速歩で~」といったことを意識しますが、この競技の奥深さでは、さらにもっと”標記無き地点”が無数に存在します。
馬の調子にも手ごたえを感じながら、再び貝沼さんはA3課目に臨みます。


競技を終え、表彰台に立つ貝沼さん

競技を終え、表彰台に立つ貝沼さん

喜びを笑顔とピースで表現する一堂

喜びを笑顔とピースで表現する一堂

この日の貝沼さんの大会コメントがこちら。

ソフトクリームがおいしかったのが何より。とても良い経験になりました。

優勝を飾った高校生ライダーの、なんとも器の大きいコメント。。。

大会2日目、貝沼美空さんはA3課目で1位、67.237%という超高得点を記録しました。

見事栄冠に輝いた選手2名、選手のご家族、スタッフ2名、日頃からアドバイスをいただいている武智先生(この日は大会審判でした)。残夏の空に負けないほど晴れやかな笑顔で大会を終えました。
笑顔で集合写真

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