乗馬の歴史と、日本最古の乗馬クラブ『神戸乗馬倶楽部』
「新しいものはすべて神戸からはじまる」
明治にそう言われていたように、乗馬やゴルフなどの神戸史を紐解けば、それがそのまま日本での歴史となります。
「神戸市史」によると明治18年ごろより乗馬が流行し、市内では貸し馬屋が繁盛していたそうです。
そんな中、三菱造船所所長の三木正夫が英国留学で乗馬を学び、有志を集めて所内につくったのが今の神戸乗馬倶楽部でした。
大正4年の発足から10年以内に、神戸-東京間を馬で遠征したり、全国乗馬大会を主催したり、日本乗馬の礎を多く築き、大正13年に乗馬クラブとしては日本初となる社団法人化しました。
戦前は乗馬といえばまだまだ軍人文化の要素が多く、一般人(とはいっても財界人など、そうそうたる顔ぶれですが)の組織化された乗馬クラブは非常に珍しかったようです。
当時を思わせる資料では、神戸乗馬倶楽部はあまりの格式高さに、外部スタッフが気軽に声をかけるのも憚られるほどだったらしく、今のほんわかした神戸乗馬倶楽部とは一味ちがった面影を想像させてくれます。
戦後、乗馬が大衆化し、平成5年の「しあわせの村」への移転を経て、今でも神戸乗馬倶楽部は乗馬を愛する多くの人と共に歩んでいます。
神戸乗馬倶楽部の歴史は、ぜひこちらの専用ページで詳しく読んでみてください。
伝統や技術に裏付けられた信頼と、人と馬のあたたかさが織りなす唯一無二の乗馬クラブ、それが神戸乗馬倶楽部です。
ぜひ、皆様も、大正モダニズムの最中に乗馬クラブを創った当時のメンバーと同じようなチャレンジ精神と好奇心で、魅力的な乗馬の世界に飛び込んでみてください。
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